世界商事 株式会社さん
とんみそと秩父豚肉味噌漬けを生産している世界商事 株式会社さんにお話を伺いました。
- 創業当時のお話やきっかけなどはありますか?
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1915年、初代は大島嘉久次が秩父市に精肉店、並びに各種仕出し屋として、オープンいたしました。 創業当時は秩父銘仙を代表とする、絹織物が全盛期で、世界商事も大変繁盛致しました。最盛期には埼玉県下の有数な繁華街として本町商店街も賑やかだったそうです。 当時は牛鍋として親しまれていたすき焼きも、世界商事の名物でした。 戦時中は、赤紙を受け取った若者が、世界商事で出征のお祝いに集まったことも多々あったそうです。 世界商事の「秩父豚肉味噌漬け」は秩父地方の猟師たちが、イノシシを捕獲した際、その肉を保存するために味噌に漬けた手法を今に応用した秩父の秘伝です。当時からお土産として広まり、現在は秩父の郷土料理として埼玉県内外に親しまれています。
- 商品を出荷するまでの流れを教えてください。
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豚肉は厳選された国産ロース肉を使用しております。「秩父豚肉味噌漬」に使用されている特製味噌は、広島産の国産大麦味噌と信州味噌をブレンドし、成熟させ使用しております。 本品の最大の特徴はロース肉を丁寧にガーゼでつつみ、特製味噌に手作業で漬け込んでいます。また、生肉を保存する昔ながらの製法を用いておりますので、常温流通が可能な商品です。 本品は漬け込んで3~4日以後が食べごろですので、裏面に賞味期限とともに、食べごろが記載されておりますので、ご参考ください。
- 商品に対する想いやこだわりなどがあればお聞かせください。
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調理法は簡単です。うすく油をひいたフライパンで、火を通せば出来上がり。また、炭火焼きや、野菜とアルミホイルで包み焼きしても美味しく召し上がれます。味噌漬カツレツや味噌漬炒飯など、色々な料理にもご利用いただけます。心を込めて作り上げた芳醇な風味をどうぞご賞味下さい。味噌漬の味噌は、お肉を召し上がったあと、ほかのお料理にもお使いいただけます。(ただし、生食はおやめください。)残った味噌で鶏肉や、魚などを漬けてもおいしくいただけます。 炒め物などの味付けや、味噌田楽や焼き鳥のたれなど、ちょっとしたアイディアで、秘伝の味噌の風味が加わり、料理の幅も一段と広がります。
- 商品の特徴やコメントなどがあればお聞かせください。
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秩父の伝統食ともいえる「秩父豚肉味噌漬」は今年百年目をむかえる世界商事が、秩父の郷土料理として、広めてまいりました。昔ながらの製法を守りつつも、その時代に合った味付けを工夫してまいりました。昔よりも汗をかきにくくなった現代人にあわせ、減塩味噌を用いるようになりました。 また、新商品の開発もまた、行っております。 世界商事の看板商品の「とんみそ」も長い時間をかけて秩父の皆様に愛されてきました。 これはロース肉と豚もも肉を、一口大にカットして、我が社自慢の特製胡麻みそタレに漬け込んだご飯もすすむ逸品です。 防腐剤や食品添加物を用いる製品の多い中、これらの商品には一切使っておりません。 秩父郷土料理の伝統を感じながら、おいしく召し上がっていただければ幸いです。 オンラインショップで取扱う商品は、秩父豚肉味噌漬は折り詰めが230g(5枚入り)で1,190円、460g(約10枚入り)で2,380円、690g(厚切り約10枚入り)で3,570円のものがございます。とんみそは350gで660円のものがあります。
- 最後に、おすすめの食べ方があれば教えてください。
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味噌漬け肉は、「鉄板焼き」や「ホイル焼き」、「味噌漬けチャーハン」などにしていただいたり、「チーズはさみ揚げ」などお酒のおつまみにしても美味しくいただけます。 フライパンで焼いていただいた後、ひと口大に、カットしてレタスなどに包んで食べてもおいしく召し上がれます。 味噌豚肉をアルミホイルに敷き、その上に切ったタマネギ、エノキダケ、シメジなどのキノコ類を乗せ一緒に包んで魚焼き用アミで焼きます。野菜にお肉のだしや味噌がしみこみますので味付けは不要です。 秘伝の手作り味噌は、炒め物の味付けとしてや味噌田楽のソース、フライのソース、焼き肉のたれ、黄金焼きのたれなど、いろいろな料理にご利用いただけます。 また、焼きあがったお肉をご飯にのせ、お茶漬けにしても美味しく召し上がれます。
商品紹介
秩父豚肉味噌漬(5枚入り:230g)
生産者氏名 | 大島 隆芳 |
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事業所名 | 世界商事株式会社 |
創業年 | 大正4年 |
電話番号 | 0494-22-0169 |
FAX番号 | 0494-24-5125 |
所在地 | 〒368-0044 埼玉県秩父市本町4-23 |
ホームページ | http://www.sekaishoji.com/index.html |